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辺見庸 震災詠んだ作品に中也賞贈呈 [文芸]
辺見庸 震災詠んだ作品に中也賞贈呈
現代詩の新人登竜門とされる第16回中原中也賞の贈呈式が29日、
山口市のホテルであった。初の詩集「生首」で
最年長での受賞となった芥川賞作家辺見庸さん(66)=埼玉県川越市=は、
出身地の宮城県石巻市が東日本大震災で被災したことを受け欠席。
失意の中で作った詩を発表した。
詩は、故郷が津波であとかたもなくなった震災の直後から書き起こし始め、
友人たちが亡くなるなどする中で書いた「眼のおくの海ーーきたるべきことば」。
式に出席した市民たち約130人の前で
中原中也記念館(山口市)の中原豊館長が代読した。
中原中也賞の副賞100万円は石巻市に寄付するという。
中国新聞の取材に辺見さんは「大震災を視界の正面においた作品。
なるべくろ過せずに反射的に書いている。
かつて味わったことのない驚愕(きょうがく)と哀惜の念は
1カ月半あまりを経た現在も薄まることなく続き、収まることがない」と話した。
現代詩の新人登竜門とされる第16回中原中也賞の贈呈式が29日、
山口市のホテルであった。初の詩集「生首」で
最年長での受賞となった芥川賞作家辺見庸さん(66)=埼玉県川越市=は、
出身地の宮城県石巻市が東日本大震災で被災したことを受け欠席。
失意の中で作った詩を発表した。
詩は、故郷が津波であとかたもなくなった震災の直後から書き起こし始め、
友人たちが亡くなるなどする中で書いた「眼のおくの海ーーきたるべきことば」。
式に出席した市民たち約130人の前で
中原中也記念館(山口市)の中原豊館長が代読した。
中原中也賞の副賞100万円は石巻市に寄付するという。
中国新聞の取材に辺見さんは「大震災を視界の正面においた作品。
なるべくろ過せずに反射的に書いている。
かつて味わったことのない驚愕(きょうがく)と哀惜の念は
1カ月半あまりを経た現在も薄まることなく続き、収まることがない」と話した。
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